電動自転車の交通ルール

電動自転車の防水性能と雨の日の注意点

電動自転車の防水性能と雨の日の注意点

梅雨の時期になり雨の日のご利用が多くなりますが、「電動自転車ってどのくらい水に強いの?」と疑問に思ったことはございませんでしょうか。
今回は「電動アシスト自転車の防水性能」についてご紹介します。

基本的には防水性能あり

電動アシスト自転車は通常雨の日でも乗車可能な生活防水性能を備えています。
弊社取扱いのPanasonic社、YAMAHA社それぞれ雨の日の利用については下記で回答があります。

Panasonic
”電動アシスト自転車のうちバッテリー、モーターにつきましては、一般的に生活防水と呼ばれる基準を満たしております。”
出典:Panasonic「よくある質問」雨に濡れても大丈夫?2025年6月19日

YAMAHA
”雨の日でもお乗りいただけます。
PASは日常防水性能を備えていますので、雨等がバッテリーボックスの端子部分にかかっても問題ありません。”
出典:YAMAHA「PAS「サポートQ&A」」雨の日でも乗れるの?2025年6月19日

日常利用は可能ですが、ではどんな場合が要注意なのでしょうか。

ユニット部分は浸水NG

上記で説明した通り、電動アシスト自転車は防水加工がされており、通常の雨の中でのご使用は問題ございません。
ですが、豪雨や自転車が転倒等で横になった状態での水に濡れる等が故障の原因になることがございます。

特に自転車の”心臓部”の【電動ユニット(モーターやバッテリー)】には水が入らないように細心の注意が必要です。
例えば下記の行為はユニット内部に水が入り、故障の原因になります。
・水たまりの中を勢いよく走る
・洗車等でホースで直接水をかける
・長時間の豪雨にさらす

屋根のない場所で保管をしている場合は自転車カバーをかけると安心です。

☆自転車カバーを選ぶポイント☆
サイズが形があったものを選び、防水加工やUVカットがあるものだと劣化を防ぐことが出来ます!
盗難防止の為にロックを通せるものもあるので確認してみてくださいね。

手元のスイッチは「防滴」仕様

アシストの操作に使う【手元スイッチ】部分は多少の雨や水しぶきには耐えられる「防滴」仕様です。
但し完全に水を防ぐ設計ではございませんので、こちらも長時間の雨ざらしや水没は避けてください。
手元スイッチ専用のカバー等も自転車屋さん等で販売していますので、ぜひご活用ください。

安全に使う為のポイント

1.雨でぬれた後バッテリーは乾いた布で拭く等、乾かしてからご利用ください。
2.バッテリーの脱着部や充電の端子は特に水気に注意し、ふき取りや乾いてからバッテリーを外すようにしてください。
3.屋根付きの場所での保管や自転車カバーをご活用ください。

まとめ

電動アシスト自転車の防水性について、ご確認いただけましたでしょうか。
電動アシスト自転車を長く安全にお使いいただく為のご参考にしていただければと思います。
6月は雨の日が多く地面が滑りやすい為、転倒等にも気を付けて安全に電動アシスト自転車でお出かけくださいね。