冬場のバッテリーの保管方法について

冬場のバッテリーの保管方法について

まだまだ寒い日が続いております。
スタッフ自身、電動アシスト自転車を利用していますが、最近「今までに比べて消耗が早い気がする」「いつもよりアシストが効いていない気がする」と感じます。
皆様も冬になってからそのように感じたことはございませんでしょうか。

その原因はバッテリーにあります。
気温が低下すると、バッテリー内部の温度も下がり、オーバークールしてしまうことで、性能が下がってしまうのです。

今回は電動アシスト自転車の冬場のバッテリー保管方法をお伝えします。

寒さによるバッテリー異常の解決策

メーカーが公開しているバッテリー保管の適正気温は以下の通りです。

パナソニックの場合
0℃~40℃

ヤマハの場合
15℃~25℃

バッテリーの調子が悪いと感じた場合はバッテリーを暖かい室内で保管しておいて使用すると、内部の温度が上がり、症状が緩和されることが多いです。

夜間バッテリーを自転車に取り付けたままにしていると保管の適正気温を下回り、朝起きて乗ろうと思った時にエラーが出てしまうこともあります。
バッテリーは出来る限り室内で保管することで、温度による異常を防ぐことが出来ます。

それでも異常が解決しない場合は、故障の可能性が出てくるのでNORUDEや最寄りの自転車店にご相談ください。

バッテリー点滅から見る異常表示

夏場も同様、寒さ等の温度が原因の場合の、バッテリーの点滅表示をご紹介します。

・パナソニックの電動自転車の場合

■1個目、3個目、5個目が点滅

温度の異常を表しています。

バッテリーのおかれた環境温度やバッテリーセルが低温(高温)であると認識しています。

使用直後の充電や炎天下での駐輪、冬の朝など氷点下の環境で発生する場合があります。しばらく(0~40℃に戻るまで常温環境で2時間ほど)待って、再度ご確認ください。
※ 表面温度が戻っても、内部の温度が戻るまでさらに時間がかかります。

環境温度が0~40℃程度でも充電をすると頻繁に温度エラーが出る場合はバッテリーの劣化が進んでいる事が原因かもしれません。この場合はバッテリーの寿命が近づいているものと思われます。

参考:パナソニック よくあるご質問ページ


・YAMAHAの電動自転車の場合

■充電中、バッテリー残量ランプが4灯同時点滅している

温度待機状態です。
ご使用直後などバッテリー温度が過度に高いか低いと充電が開始されません。
バッテリー内部温度が充電可能な温度になると、自動的に充電を開始します。

参考:ヤマハ PAS [サポートQ&A」

上記の様な点滅の場合は、すぐに充電をせず、まずは暖かい場所にしばらく置き、時間を開けて自転車本体への設置、充電をするようにしてください。

まとめ

電動アシスト自転車のバッテリーは温度の変化に弱く、性能が落ちてしまいます。
室内保管でバッテリーエラーが起きないよう対策をしてくださいね。
バッテリーを室内に保管することで、バッテリーの盗難も防げる為おすすめです。
寒い日が続きますので、自転車に乗る時は手袋やマフラーはもちろん、ハンドルカバー等の便利グッズでもしっかり防寒対策をして冬場も快適に電動自転車をご利用いただけますと幸いです。