パナソニックの電動自転車のバッテリーについて徹底解説!容量・種類・寿命・選び方などについてを説明します
電動自転車において、バッテリーはなくてはならないパーツです。バッテリーは、車種によって対応する容量が異なり、それによって電動アシスト機能を使用したときの走行距離が代わります。
そのため、電動自転車の使い方に合わせて適切な容量の車種を選ぶことが大切です。しかし、どのバッテリー容量の車種を選べば良いか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はパナソニックの電動自転車に搭載されるバッテリーの種類や寿命、選び方について、わかりやすく解説します。電動自転車の購入を検討している方や、バッテリーの買い替えを検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
また電動アシスト自転車のバッテリーに関しては、下記特集ページでより詳しく解説しています。ぜひこちらも合わせてご参照ください。
パナソニックの電動自転車のバッテリー容量は主に3種類
ここでご紹介するバッテリーの種類とは、バッテリー容量の違いのことを指します。電動自転車のバッテリー容量はAh(アンペア)で表され、アンペア数が大きくなるとバッテリー容量も多くなります。
例えば、8Ahと12Ahでは、12Ahのバッテリーの方がバッテリー容量が多く、1度の充電で走行できる距離が長くなるのです。近年、パナソニックの電動自転車に搭載されているバッテリー容量は、以下の3種類が主流となっています。
バッテリー容量 |
走行距離 |
充電時間 |
8Ah |
約30km |
約3時間 |
12Ah |
約45km |
約4時間 |
16Ah |
約60km |
約5時間 |
ただし、走行距離や充電時間はメーカーやバッテリーの種類によって異なります。あくまでも平均的な数値であることを理解しておくことが重要です。
現在のパナソニックの電動自転車のバッテリーはすべてリチウムイオンバッテリー
少し前にパナソニックから販売されていた電動自転車は、ニッケル水素バッテリーが主として使用されていましたが、やがてリチウムイオンバッテリーが主流となりました。
現在ではすべての車種でリチウムイオンバッテリーが採用されています。リチウムイオンバッテリーが主流となった理由は、以下の通りです。
・小型
・軽量
・寿命が長い
ニッケル水素バッテリーからリチウムイオンバッテリーになったことで、電動自転車のデメリットであったバッテリーの重量や寿命の長さが大幅に改善されました。
パナソニックの電動自転車のバッテリー寿命は使用と充電状況で変化
パナソニックのバッテリーに限らず、すべての電動自転車のバッテリーは、使用頻度や充電方法によって寿命が変動しますが、平均的なバッテリーの寿命は、充電可能回数で決まっています。
一般的に、0%の状態から100%まで充電するというサイクルを1回とした場合、リチウムイオンバッテリーは500回〜900回程度の使用が可能です。
ただし、バッテリーに負担のかかる使用方法は寿命を短くする原因となり、500回以下で寿命が訪れることもあるため注意が必要です。バッテリーの寿命を短くする使用方法は、以下の通りです。
・電動自転車の使用頻度が多い
・過度に放電する
・長期間使用しない など
電動自転車のバッテリー爆発について
昨今、特に海外製の電動自転車のバッテリーの爆発事故が相次いでおり、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
バッテリー爆発の多くは、非正規品の使用や不適切な使用方法によるものですが、稀に大手メーカーのバッテリーが、設計ミスにより爆発や発火をすることもあります。
残念ながら、パナソニックでもつい最近リコール問題がありました。実際の爆発事故は起きていないものの、2024年4月に爆発や発火の恐れがあるとして、14万個余りのリコールを行いました。
電動自転車やバッテリーに異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、メーカーや自転車店に相談をしましょう。安心して電動自転車を利用するためにも、適切な方法で利用し、異常が発生した場合は利用を中止することが大切です。
パナソニックの電動自転車バッテリーを容量から選ぶ
バッテリーの容量は、電動自転車の使用方法に合わせて選ぶのがおすすめです。ここでは、容量に合わせたおすすめの使用方法をご紹介します。
バッテリー容量 |
乗る頻度 |
おすすめの使い方 |
6.0〜8.0Ah |
少ない |
・近所への買い物 ・近場の交通手段 |
12.0Ah |
多い |
・通勤、通学 ・子どもの送迎 ・毎日の買い物 |
16.0Ah |
多い |
・通勤、通学 ・子どもの送迎 ・自転車で遠出をする ・坂道をよく使う |
6.0~8.0Ahの低容量の場合
1番容量の少ない6.0Ah〜8.0Ahは、週に数回程度乗る方や、近所への買い物で乗るという方におすすめです。
また、長距離通勤は車を利用し、近場は自転車と交通手段を使い分けている方にもふさわしいと言えます。低容量の6.0Ah〜8.0Ahのバッテリーは、他のバッテリーと比べて軽量になるため、軽い電動自転車に乗りたい方から人気です。
また、購入価格を抑えたい方からも人気を集めています。
12.0Ah~の中容量の場合
バッテリーの中でもバランスのとれた12.0Ahは、子どもの送迎や買い物など毎日使用する方におすすめです。また、通勤や通学などで5km〜10km程度の中距離を走行する方にもピッタリです。
12.0Ahは走行距離を気にすることなく、ある程度自由に乗ることができるため、中距離〜長距離走行のサイクリングを楽しみたい方から人気を集めています。
16.0Ah~の大容量の場合
大容量の16.0Ahのバッテリーは、強いアシストが必要な坂道を頻繁に利用する方や、電動自転車で遠出をしたい方におすすめです。
また、容量も多いことから日常使いであれば頻繁に充電する必要もありません。大容量のバッテリーは、以下のような方から人気を集めています。
・通勤や通学で毎日使用する
・子どもの送迎や買い物で走行距離が長い
・走行距離と自転車の軽さを両立させたい
バッテリーの取り外しが簡単なことも考慮
バッテリーを選ぶ際、取り外しのしやすさも重要なポイントです。バッテリーの取り外しが難しいものや、手間がかかるものは充電が億劫になり、充電を怠る原因になります。
電動自転車と長く付き合っていくためにも、バッテリーの取り外しが簡単なものを選びましょう。
パナソニックの電動自転車のバッテリーを長持ちさせるコツ
電動自転車のバッテリーを長持ちさせるコツは、以下の3つです。
1.バッテリー容量が0%になる前に充電をする
2.バッテリーは適温で保管する
3.バッテリー消費を減らす乗り方をする
1.バッテリー容量が0%になる前に充電
バッテリーの残量が無くなる前に充電をしましょう。電動自転車のバッテリーは、0%の状態で保管すると劣化を早める原因になります。
電動自転車に乗る機会がなくても、0%の状態で保管することは控えましょう。バッテリーの残量が半分以下くらいで充電するのがおすすめです。
2.バッテリーは適温で保管
高温多湿に弱いバッテリーは、以下のような場所で保管をすると劣化を早めてしまいます。
・26℃以上の暑い場所
・直射日光が当たる
・湿気が多い など
電動自転車のバッテリーは、15℃〜25℃の直射日光が当たらない場所での保管がおすすめです。
3.バッテリー消費を減らす乗り方をする
電動自転車のバッテリーは、負担の大きい乗り方を続けるとバッテリーの消費が早まり、劣化の原因となります。アシスト機能やギアの使い方を工夫して、バッテリーの消費を最小限に減らす工夫をしましょう。
例えば、坂道や重い荷物を積んでいる時にはアシスト機能をパワーモードに設定し、平地や追い風の時にはオートマチックモードやエコモードを利用します。
また、タイヤの空気圧が低い場合も燃費が悪くなり、強いアシストが必要になります。空気圧を適切に保ち、バッテリーを無駄に消費しないよう心がけましょう。
まとめ
今回はパナソニックの電動自転車のバッテリーについて、徹底解説しました。
パナソニックの電動自転車のバッテリーの容量には、3種類あり容量が大きくなるほど、走行距離が長くなります。
使い方に合わせて、適切なバッテリーを選ぶことが、長く電動自転車を愛用するコツです。
しかし、いつかはバッテリーも寿命が来てしまいます。
電動自転車のサブスクサービス「ノルーデ」であれば、バッテリーの寿命を気にすることなく電動自転車に乗ることが可能です。
電動自転車の購入やバッテリーの購入をご検討中の方は、ぜひノルーデのご利用をご検討ください。