ヘルメットの重要性と選び方

新生活が始まり、自転車での移動も増えてきているのではないでしょうか。
自転車に乗る際にヘルメットは着用していますか?
事故は予期せぬタイミングで起こることもあります。
「短距離だから大丈夫」「買い物に行くだけだから大丈夫」と思わず、自転車を乗る時はヘルメットを着用しましょう。
今回は自転車ヘルメットの重要性と選び方について詳しくお伝えします。
ヘルメットはなぜ必要?
警視庁の令和2~6年度のデータによると自転車乗車中の事故による死亡原因の約5割が「頭部の致命傷」となっており、約半数以上が頭部をぶつけたことが原因で死亡につながっていることから頭を守る事の重要性が分かります。
また、ヘルメットを着用していない場合の致死率と着用している場合の致死率を比較した時、着用していない場合の致死率は約1.7倍と高くなっています。
ヘルメットを着用することで、被害のリスクを大きく軽減できることが証明されていますので、ヘルメットを正しく着用して自分の身を守りましょう。

警視庁”出典と引用「自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~」自転車の安全利用について”https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html(参照2025/5/15)
☆大人も着用が努力義務に☆
2023年4月からすべての自転車利用者に対して、年齢に関係なくヘルメット着用が全国で努力義務化されました。
ですが、警視庁のヘルメット着用率の調査によると、2023年7月で13.5%、2024年7月で17.0%となっており、少しずつ増えてはいますが、過半数の方がヘルメットを着用していない現状です。
ヘルメットを着用し頭への致命傷を防ぎましょう。
お子様にも必ずヘルメットを!

子どもは身体に対して頭の割合が大きい為、転倒時に頭を強く打つ可能性が高くなります。
また大人より頭部が柔らかくヘルメットでしっかり保護する必要があります。
2008年6月1日施行の改正道路交通法で「幼児・児童を保護する責任のある者は、幼児・児童を自転車に乗車させるとき、乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」とあるように子どもは2023年4月以前よりヘルメット着用が義務付けられています。
ヘルメットを現在着用していない方もこれから子ども乗せ自転車のご利用を検討している方もお子様の頭にあったサイズのヘルメットを着用し、お子様の安全を守りましょう。
☆停車中の事故にご注意ください☆
走行中ではなく停車時での事故も多く発生しています。
停車中の事故を防ぐ為の正しい乗せ降ろし方法を記載しておりますので、よろしければ下記弊社ブログもあわせてご確認ください。
子ども乗せ電動自転車の転倒事故の現状と、正しい乗せ降ろし方法の説明
ヘルメットの選び方

自転車用のヘルメットは何種類もあり、どうやって決めればよいのかお困りではないでしょうか。
選び方のポイントは4つあります。
1.適切なサイズ
ヘルメットはサイズが大きすぎると万が一転倒した際に脱落する可能性があり、小さすぎると圧迫による痛みや不快感を感じる恐れがあります。
必ずサイズがあったものを着用ください。
2.安全性を示すマークの確認
日本の製品ではSGマークやJCF公認マーク・JCF推奨マーク、JISマーク。海外の製品ではCSマークやCPSCマーク、GSマークなど、さまざまな安全基準があります。必ずマークがついている安全基準を満たしたヘルメットを選択しましょう。マークそれぞれ安全基準が異なりますので詳細はヘルメットの仕様書を確認してくださいね。
3.機能性

日中に自転車に乗る場合には通気性が良い空気穴のついたヘルメット、長時間つける際には軽いヘルメット等、毎日着用するものですので、使用していて不快感のない快適性のあるものを選びましょう。
内部のパットを取り外して洗えるヘルメットを選ぶ等、衛生面も大事なポイントです。
4.デザイン

夜間に乗ることが多い場合はライト付きのヘルメットや街中で使えるカジュアルタイプのヘルメットはヘルメットに見えない帽子型や女性であれば髪の毛を結んだまま着用できるもの等、様々なヘルメットのデザインがあります。
またヘルメットのカラーも夜、認識してもらいやすいように明るいカラーを選んだり、街中で使う場合は目立たない色を使う等、ご利用のシーンによって選ぶのも良いのではないでしょうか。
ノルーデでもお子様のヘルメット(オージーケーカブトさんのヘルメット)を取り扱い始めました。
よろしければ下記URLをご確認ください。
☆ヘルメットの交換時期について☆
ヘルメットの耐用年数は材質や使用頻度等の個人差がありますが、3年程度が目安とされています。
素材の劣化や衝撃吸収機能の低下を考慮した場合、安全性を保つ為に3年で交換をおすすめしています。
3年はあくまで目安となりますので、定期的に状態をチェックし、異常や不安を感じたら早めに交換しましょう。
まとめ
ヘルメットがお子様やお客様自身の命を救うかもしれません。
「毎回着用するのは面倒」「転ばないから大丈夫」と思わず、サイズの合ったヘルメットを正しく着用し、安全に電動アシスト自転車をご利用いただけますと幸いです。