電動自転車の過去の事故事例を知る事で、自分が事故に遭わないように気をつけましょう。毎年電動自転車の事故は増加しています。安全を確認して事故の無いようにしましょう。

電動自転車の過去の事故事例を知る事で、自分が事故に遭わないように気をつけましょう。毎年電動自転車の事故は増加しています。安全を確認して事故の無いようにしましょう。

最近、電動自転車の事故件数が急増しています。軽い負荷で坂道も楽々走行できることなどから人気の電動自転車ですが、事故を起こしてしまっては大変です。 

電動自転車のメリットを活かして安全かつ快適に乗りこなすためにも、まずは、どんな理由で事故が起きるのか、よく理解することが先決です。 

今回は、電動自転車の事故が急増している理由や主な事例、事故を回避する方法などについて詳しく解説します。電動自転車に安心して乗り続けるためにも、ぜひ読んでみてください。 

電動自転車の事故件数

電動自転車の事故件数

令和3年の電動自転車の事故件数は、3,773件でした。この数字は、1日に10件以上の事故が起こっている計算です。 

電動自転車の事故件数は年々増加しており、この10年で3倍以上になっています。電動自転車は、通学・通勤用や子育て世代を中心に根強い人気がありますが、事故件数が増加していることを深刻に受け止め、他人事と思わずに対処することが必要です。 

参考元:独立行政法人 国民生活センター 報道発表資料 

電動自転車の事故が急増している理由 

ここでは、電動自転車の事故が急増している理由を、詳しく見ていきましょう。 

電動自転車の普及が急速に広まっている

電動自転車の普及が急速に広まっている

電動自転車の事故が急増している理由として、電動自動車の普及が急速に広まっていることが挙げられます。乗る人が増えれば、事故の件数も比例して増えるからです。 

電動自転車は、運転免許が不要で誰でも乗ることができます。そのため、普通自転車と同じ感覚でよく練習せずに乗り始めてしまう人が多いものです。 

電動自転車ならではの特性をよく理解せずに乗る人が多い 

電動自転車ならではの特性をよく理解せずに乗る人が多い

電動自転車の事故が急増しているのは、特性や普通自転車との違いをよく理解せずに乗る人が多いことも一因です。電動自転車は、電動アシスト機能により、坂道でも楽に走れる、脚力が弱い人でも疲れにくいといったイメージがあります。 

しかし、電動自転車は普通自転車より車体が重く、取り回しにちょっとしたコツや慣れが必要です。また、メンテナンスの重要性についても、理解が足りないといえます。 

粗悪な製品が出回っている 

粗悪な製品パーツが出回っている

粗悪な製品が出回っていることも、電動自転車の事故が増えている理由です。粗悪な製品は、価格は安いものの、不具合が出やすく、事故が起こりやすくなります。また、適切なアフターサービスが受けられないことで、メンテナンスが不十分となりやすいことも、事故が起きやすい理由です。 

電動自転車は、普通自転車より高価なため、新規購入に踏みきれない人がいるのも事実ですが、安さだけで機種を選ぶのはやめるべきです。 

電動自転車の事故事例を詳しく紹介 

電動自転車の事故について、実際にあった事例をピックアップしてご紹介します。 

坂道で発進しようとして転倒した 

坂道で、平坦な道と同様に走り出そうとしたところ、電動自転車のアシスト機能がうまく働かず、バランスを崩して転倒してしまったケースがあります。 

これは、坂道を上るために、普通自転車に乗る感覚で立ちこぎしようとして、ペダルに大きな負荷がかかったことによります。電動自転車は、ペダルに大きな負荷がかかると急発進することを知らずに起きた事故です。 

意図せず急発進して転倒した 

意図せず急発進

うっかりペダルを強く踏みこんでしまうと、電動自転車が急発進してしまい、転倒しやすくなります。普通自転車に乗り慣れているほど、やりがちなパターンです。また、一時停止中にペダルへ足を乗せてしまい、電動アシスト機能が作動して、急発進して転倒したケースもあります。 

いずれも、電動自転車の特性をよく知らないことや、練習不足などが原因です。

バッテリーが落下して足を負傷した 

電動自転車のバッテリーが落下し、足を負傷する事故も見られます。主な原因は、バッテリーのロックが外れたままでスタンドを立ててしまった、バッテリーを取り外す際に手元が狂ったなどです。 

電動自転車のバッテリーは、意外と重量があるため、落下によって足の甲にヒビが入るなど、大きなケガにつながることがあるので、取り外しに注意が必要です。 

ハンドルを取られてバランスを崩して転倒した 

ハンドルを取られてバランスを崩し、転倒してケガをしてしまうケースも多発しています。電動自転車は、車体が重いため、普通自転車よりもハンドルを取られやすいものです。 

たとえば、重い荷物をハンドルにぶら下げていたり、子どもを乗せていたりするときに起こりがちなパターンです。

 電動自転車の事故を予防する方法 

ここでは、電動自転車の事故を予防する方法について、詳しく解説します。 

安全基準を満たした車種に乗る 

安全基準を満たした車種

安全基準を満たした車種に乗ることで、思わぬ事故を防ぐことが可能です。まずは、電動自転車に乗る前にBAAマークやTSマークが付いているか確認してください。 

BAAマークやTSマークが付いている車種は、規定の安全基準を満たしていることから、安心して乗ることができます。また、信頼できる販売店やレンタル業者から購入することも大切です。 

慣れるまでは人気の少ない道で練習する 

普通自転車との乗り方の違いを十分に理解できるまでは、人気の少ない道で練習しましょう。実際、長年普通自転車に乗り慣れた人ほど、ちょっとした油断が事故につながりやすいものです。 

「自分は運動神経もよいし、普通自転車にも乗り慣れているから練習しなくてもよい」などと、考えるのはやめましょう。 

正しい乗り方を守る 

電動自転車の正しい乗り方を守る

以下のように正しい乗り方を守ることで、多くの事故を予防できます。 

  • 両足を地面に着けて電源を入れる
  • 急にペダルを踏まない
  • 立ちこぎをしない 

「自分は正しい乗り方をしている」と自負している人ほど、実は間違った乗り方や危険な乗り方をしているものです。電動自転車に安全に乗り続けるためにも、自分の乗り方を見直してみてください。 

交通ルールを守って乗る 

交通ルールを守って乗ることで、電動自転車の事故の多くが予防できます。電動自転車は、道路交通法では軽車両に該当することから、公道を走ることが基本になるなど、きちんと頭に入れて乗ることが大切です。 

交通ルールに従い、歩行者優先を意識するほか、周囲の車両の動向にも注意を払って、安全に乗ることが必要です。 

メンテナンスをきちんと行う 

電動自転車メンテナンスをきちんと行う

電動自転車は、定期的にメンテナンスを行って万全な状態で乗りましょう。定期的にメンテナンスを行うことで、不具合を早期に発見でき、事故の予防につながります。特に、転倒した後、久しぶりに乗る前などは、念入りにメンテナンスをしてください。 

なお、確実にメンテナンスするためにも、信頼できる販売店に依頼することがおすすめです。販売店でプロによるチェックを受けることで、安心して電動自動車に乗ることができます。 

事故に備えて自転車保険への加入が必須 

事故に備えて自転車保険への加入  

万が一の事故に備え、自分や相手を守るためにも、電動自転車に乗る場合は、自転車保険への加入が必要不可欠です。各都道府県でも、加入義務化が進んでいますが、任意であっても、必ず加入しましょう。 

自転車保険に未加入のまま対人事故を起こした場合は数千万円以上の支払いが発生することがあります。また、事故によるケガで入院・通院した場合、医療費の負担が大きくのしかかります。 なお、自転車保険は「賠償保険」と「障害保険」のセットが基本ですが、保険会社によって条件が異なるため、確認が必要です。

まとめ 

電動自転車の特徴

電動自転車の事故を予防するには、電動自転車の特徴をよく理解し、慣れるまで十分に練習するなど、万全の対策をしましょう。また、万が一に備え、自転車保険に加入しておくことも大切です。 

なお、私どもノルーデでは、電動自転車を月額1,990円~の低額料金でレンタルしていただけるサブスクリプションサービスを展開中です。いずれも安全基準を満たした車種で、自社整備士による点検・整備を行っておりますので、安心してご利用いただけますので、ぜひ一度ご検討ください。