電動自転車の選び方

初めての方向け!電動アシスト自転車を選ぶときの比較ポイント3選|まずはここをチェック!

初めての方向け!電動アシスト自転車を選ぶときの比較ポイント3選|まずはここをチェック!

電動アシスト自転車といっても、自転車の種類やデザインが豊富でどれを選ぶか悩んでいませんか?決して安いものではないので、失敗したくないという方も多いのではないでしょうか。

今回は電動アシスト自転車を選ぶ時の比較ポイントと共に、用途別での自転車の選び方や、選ぶ時の注意点についてご紹介します。電動アシスト自転車の購入を検討している方、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

電動アシスト自転車を選ぶときの比較ポイント3選

初めての電動アシスト自転車を選ぶ時の比較ポイントは主に3つです。

その①安定感の高さ、取り回しの良さ

電動アシスト自転車は、アシスト機構があるため通常の自転車とは異なり漕ぎ出しからスピードが出るためスタート時にふらつくことがあります。このため、初めて電動アシスト自転車に乗る方や、久しぶりに自転車に乗る方は、慣れるまで少し時間がかかります。

そういった際に、安定感があったり取り回しの良い自転車であれば、ふらついて転んだり、急に前に進んで事故に繋がったりするといった可能性を下げることができます。

また、走行中だけではなく、停車中や駐輪する際のことも考えて選びましょう。タイヤの太さ、重心の位置、車体の重さ・大きさなど、自分の体格や経験に合わせて選ぶと、安心して電動アシスト自転車を取り扱うことができます。

カタログスペックを参照する際や、ショップで特徴を尋ねる際は以下のポイントを抑えておきましょう。

安定感・取り回しの良さについての確認ポイント

タイヤの太さ

太い(安定感・重い・遅い・段差に強い)

細い(不安定・軽い・速い・段差に不安)

※電動自転車は太めのものが多い

重心の高さ

高い(走りやすい・不安定)

低い(走りにくい・安定)

車体の重さ

やや重い22kg〜30kg(取り回しにくい)

やや軽い22kg未満(取り回しやすい)

 

※身長が160cm程度、筋力に自身がない場合のおすすめの組み合わせ

キビキビではなくのんびり走り、走行中も駐輪時も安心して扱える

 タイヤ:太め

 重心 :低め

 重さ :やや軽い

その②デザイン

お気に入りのデザインを選ぶことは、気持ちよく自転車に乗り続けるためにもとても重要なポイントです。普段のファッションと合わせて選ぶこともおすすめです。

電動アシスト自転車のデザインを選ぶ際は、次の項目を比較の対象として抑えておきましょう。

 

フレームの形

U型 / Wループ型 / クロスフレーム など

ハンドルの形

セミアップハンドル / フラットハンドル など

カゴのデザイン

プラスチック / 金属 / ラタン など

車体の色

黒 / 赤 / 白  など

タイヤの大きさ

20インチ / 26インチ など

 

その③バッテリー容量

電動アシスト自転車を選ぶ際には、バッテリー容量も重要な比較ポイントです。バッテリー容量が大きいと、より長い距離の走行が可能になるだけでなく、充電の頻度も少なくなるため、利便性が向上します。

しかし、大容量バッテリーは車体重量や値段も上がるため、大きければいいというものでもありません。利用目的や予算に合わせて適切なバッテリー容量を選択しましょう。

・8Ah:標準容量、近距離、充電頻度が気にならない、近場の日常利用向け

・16Ah:大容量、長距離、充電頻度が少ない、坂道の多い場所向け

用途別で電動アシスト自転車の選び方

電動アシスト自転車は、使用目的によって自転車選びで重視するべきポイントが変わります。ここでは、用途別で電動アシスト自転車を選ぶときのポイントをまとめました。

買い物・通学向け

1.カゴ、リアキャリアの有無

買い物や通学利用の場合、カゴ付き必須です。特に通学の場合は、一般的なスクールバッグが横長なため、ワイドタイプのカゴがついたモデルがおすすめです。また、部活や毎回多めの買い物をする方は、後からカゴを追加出来るリアキャリアも付いていた方が安心です。

2.ハンドルロック、両立スタンド

買い物、通学はカゴに荷物を積むことが前提となりますので、ハンドルロックと両立スタンドが付いているモデルがおすすめです。両立スタンドで車体をまっすぐ立てることができ、ハンドルロックがあることでカゴに荷物を積むときも安定した状態で乗せることができます。

3.バッテリーの容量

特に通学時には長距離を移動することが多く毎日使うため、大容量バッテリー便利です。充電の頻度も減らせます。逆に買い物がメインの場合、近距離が多いと思いますので8Ah程度のバッテリーで必要十分です。

子どもの送迎向け(子ども乗せタイプ)

1.チャイルドシートの種類

子ども乗せ電動アシスト自転車の場合、安全に利用するためお子様の年齢や体格に合わせたものを選んでください。チャイルドシートは、1~3歳頃までの前乗せと2~6歳までの後ろ乗せがあります。特に後ろはパパママから見えなくなりますので、ある程度言葉が通じるようになってからがおすすめです。

2.安定感の高さ

お子様を乗せる場合、大人1人で乗るとき以上に安定感のある自転車を選びましょう。お子様は重量がある上、左右に動いてしまう可能性もあります。その際にしっかりと両足で踏ん張れる、重心が低く安定して走れることが必須です。

3.子乗せに特化した機能

子ども乗せ電動アシスト自転車は、その他にも以下のような機能があると安心です。安心して子どもを乗せることが出来るハンドルロックとスタンドの連動。

この機能があることで、駐輪時にハンドルがふらつくのを防ぎ安定している状態でお子様の乗せ降ろしが可能です。また、標準装備の前乗せのチャイルドシートは、お子様の安全性と共に運転のしやすさも考えられています。

スポーツ、サイクリング向け

1.アシスト性能と自転車本体の走行性能

スポーツシーンで利用する場合は、高い走行性能が求められます。アシスト性能も重要ですが、アシストが適用されるのが24kmまでと規制があるため、自転車自体の性能も高いモデルを選ぶ必要があります。

※こういった自転車はe-bikeと呼ばれています。

2.バッテリー容量、走行距離

スポーツ向けの電動アシスト自転車は、走る目的によって自転車としての性能が異なるため、単純なバッテリー容量では比較ができません。バッテリー容量だけではなく、自分の使い方に合った長さを走れるか走行可能距離も確認しましょう。

3.メンテナンス性

スポーツ利用の場合、消耗品やパーツ交換がしやすいかも重要なポイントとなります。汎用品なども使えるかどうか確認しましょう。

街乗り、通勤向け

1.タイヤの大きさ

街乗りをする場合、タイヤの大きさもこだわりたいポイントの1つです。小さなタイヤは機動性が高く、小回りが利くため狭い道路や混雑した街中での走行に適していますのでおすすめです。

2.車体の重量

車体が軽量であれば、加速や停止がスムーズに行えます。また、持ち運びや階段の上り下りなど、自転車の移動に伴う作業も楽になります。細かな操作や移動作業が必要になりやすい街乗りでは、車体の軽い物がおすすめです。

3.折りたたみ機能

折りたたみ機能があると狭いスペースでの保管にも有効です。事務所の中に置いておくということも可能です。

電動アシスト自転車を選ぶときの注意点

電動アシスト自転車を選ぶときの注意点も抑えておきましょう。注意点は主に3つです。

使用用途に合わせて選ぶ

前述したように、利用用途に合わせて重視するポイントが異なります。価格やデザインも重要なのですが、用途にあった機能が装備されているかどうか、過不足ないかを確認し、その中から選ぶようにしましょう。

中古自転車は要チェック

中古の電動アシスト自転車を購入する場合は、本体やバッテリーに故障や劣化がないかを確認しましょう。場合によっては修理が必要なこともあります。修理をするより新しい物を購入した方が安いということもあるため、十分注意が必要です。

自転車に詳しくない方は、なるべく個人売買を避け、整備済みでバッテリーについても詳細説明があるショップで販売しているものを選ぶようにしてください。

フル電動自転車でないかチェックする

電動アシスト自転車と似た物として、フル電動自転車(モペット)というものがあります。フル電動自転車は、ペダルを漕がなくても電動モーターだけで走行ができ、原付バイクと同じ扱いとなります。

乗車時のルールが電動アシスト自転車とは異なり免許も必要になるため、「デザイン優先で選びフル電動自転車を購入してしまった」ということにならないよう気をつけましょう。

電動アシスト自転車の種類

最後に電動アシスト自転車の主な種類をご紹介します。電動アシスト自転車は以下の表のとおり、大きく分けて5つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を抑えておきましょう。

自転車の種類

特徴

ママチャリタイプ

・かごが付いているため日常の買い物に便利

・20、24、26などサイズも豊富で乗る人を選ばない

子ども乗せタイプ

・子ども乗せに特化し、お子様の安全や、運転しやすさなども考えられている

ミニベロ

・小型で軽量なフレーム

・小回りがきき、取り回ししやすく駐輪も楽

クロスバイクタイプ

・軽量且つ走行性重視の設計で軽快な走りが可能

・長距離通勤やサイクリングに最適

e-bike

・高性能なモーターやバッテリーを搭載

ロードバイクやマウンテンバイクなど主にスポーツ用途に特化している

 

まとめ

電動アシスト自転車の選ぶときの比較ポイントに合わせて、用途別での選び方や選ぶときの注意点に付いてご紹介しました。

電動アシスト自転車といっても、それぞれ特徴や得意なシーンが異なります。使用目的に合わせて選ぶことが、自転車選びで失敗しない方法です。ぜひ、参考にしてみてください。

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