電動自転車の交通ルール

電動自転車に乗るのなら!自転車安全講習会へ参加のススメ

電動自転車に乗るのなら!自転車安全講習会へ参加のススメ

電動自転車をご利用されている皆様、「自転車安全講習会」はご存じでしょうか。意外と知らなかった自転車の交通ルールや、自転車事故の現状、事故が起こりやすいポイント紹介などを専門家が説明してくれ、主に自治体などで開催しています。

今回は実際にNORUDEスタッフが参加した武蔵野市の自転車安全講習会を元に、どういった内容だったのかをご紹介させていただきます。※2023年の講習会へ参加しています


交通ルールを誰が説明してくれるか

武蔵野市の場合、一般財団法人日本交通安全教育普及協会の方にご説明いただきました。
こちらの協会は交通安全教育やその普及のための活動をされています。
現地でお聞きしたところ、オンライン教材もあり、企業や団体の場合、講師の方をお願いし社員、会員向けの説明を行うこともできるようです。

※ご興味がある方はホームページもご確認ください。
https://www.jatras.or.jp/index.html

自転車安全講習会の内容

では実際にどういった内容だったのが、ご紹介させていただきます。

自転車事故、交通事故の現状説明

自動車の進歩(衝突防止ブレーキ制御など)に伴い、交通事故は減少していますが、自転車事故は増加している。特に、令和2年以降における自転車の単独事故が増えており、武蔵野市では単独事故が35.6%、出会い頭衝突が29.2%となっている。

車との事故が多いと思いきや、単独事故が35.6%と大きな割合を占めております。自転車はスピードを出して走るとちょっとした段差、障害物でも簡単に転倒してしまいます。当社内でもロードバイクを趣味としているものが落車したということもありました。

また、出会い頭の衝突ですが、こちらはNORUDEの事故報告でもよく目にする「一時停止違反」が原因だと思われます。日常生活の中、「交差点で自転車が飛び出してきてヒヤッとした」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
自動車ですと免許制度があり、多くの方が教習所で交通ルールを覚え、違反も厳格に取り締まられますが、自転車の場合、赤信号でも走行してしまう人も日常的に目にしますし、まだまだ利用者の意識に及ばず、結果としてそれが事故に繋がっているのかと思われます。


自転車安全利用五則について

「自転車安全利用五則」に基づいた自転車の交通ルールについても説明がありました。

自転車安全利用五則
 ①車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先
 ②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
 ③夜間はライトを点灯
 ④飲酒運転は禁止
 ⑤ヘルメットを着用

一つずつ見ていきましょう。

①車道が原則、左側を通行、歩道は例外、歩行者を優先

自転車は車道の左側を走行し、歩道を走る場合はすぐに止まれるスピードで車道側を通行しなければいけません。
また、歩道は歩行者が優先で自転車側が譲るか、自転車から降り押して歩きましょう。

②交差点では信号と一時停止を守って、安全確認

信号、標識は自動車だけのためのものではありません。赤信号、「止まれ」の標識がある時は必ず停止し、青信号になってから、また左右の安全を確認してから進みましょう。

③夜間はライトを点灯

夜間は必ずライトを点灯し、反射板(リフレクター)も取り付けましょう。
ライトを点けることで前方の障害物、歩行者にも気づける他、車や他の自転車にご自身の自転車のことを認知させる効果もありますのでとても重要です。

※NORUDEのラインナップではマウンテンバイクタイプのXDS ADVANCEのみライトが付属していませんので、こちらの車種をご希望の方は事前にご用意ください。

④飲酒運転は禁止

自動車と同様で大変危険なので、ちょっとでもお酒を飲んだら自転車の運転は止めましょう。
(押して帰りましょう)

⑤ヘルメットを着用

自転車での死亡事故の損傷部分別の割合で、56%が頭部損傷が原因となっております。
万が一事故にあった時にヘルメットを被っているかどうかで、死なない可能性が高くなります。
まだまだ皆被っていないので恥ずかしい、髪型が崩れるなどあるかと思いますが、ヘルメットは着用することをおすすめします。

交通ルール違反と罰則、自転車運転者講習について

自転車運転中に、信号無視などの危険行為(15種類)を行い「交通違反による取締」または「交通事故」で3年以内に2回以上繰り返した場合、自転車運転者講習を受講しなければなりません。
※受講料6,000円 受講しないと5万円以下の罰金
また、前科がつくこともあるようです。

安全運転講習会内では15種類の危険行為の説明と、武蔵野市の実際にある道路などの写真を用いて危険箇所を説明してくれました。
実際に地元でよく通る場所を例にしてくれたので、納得感がありました。各自治体で安全運転講習会があるのでこういった地元の危険なポイントを知っておくだけでもかなり為になると感じました。


まとめ

毎日自転車に乗ってる方でも、交通ルールを把握されている方は少ないのではないでしょうか?
安全な自転車生活を送るためにも、1度だけでいいので是非安全運転講習会を受講してみてください。