電動自転車のバッテリーの盗難防止でよい方法を知りたいとお考えではありませんか?
電動自転車のバッテリーの盗難防止で、よい方法を知りたいとお考えではありませんか?
電動自転車は、急な坂道でも軽快な乗り心地で疲れにくいことが大きなメリットであり、日常生活に活用する人が増える一方で、バッテリーの盗難被害も比例して急増しています。
電動自転車のバッテリーは高価で中古需要が高いこともあり、盗難被害に遭いやすいのです。
そこで今回は、電動自転車のバッテリーの盗難防止について詳しく解説します。思わぬ盗難被害に遭わないためにも、この記事をよく読んで自衛しましょう。
電動自転車のバッテリーの盗難件数は?
東京都では、令和5年に電動自転車のバッテリー盗難が373件発生しました。数字だけで見るとインパクトはありませんが、令和4年の234件と比較すると1.6倍以上に増加したことになります。
また、あくまでも東京都だけで373件であり、全国で考えれば相当な盗難件数が報告されていることから、決して軽く見てはいけない数字であるといえます。自分は関係ないと考えず、いつ電動自転車のバッテリー盗難の被害者になるか分からないと考えるべきです。
電動自転車のバッテリーの盗難件数が急増中の理由
電動自転車のバッテリー盗難件数は、年々急増中です。主な理由としては、電動自転車の普及が進み、バッテリーの中古需要が比例して増加していることなどが挙げられます。
実際に、電動自転車のバッテリーは、中古品でも高額で転売されています。たとえば、大手オークションサイトでは、1個数千円程度~が相場ですが、種類や状態によっては、1個2万円以上で取り引きされるケースもあります。
また、バッテリーだけなら、電動自転車丸ごとよりも簡単に盗難できることも、盗難件数が急増している理由になっています。
電動自転車のバッテリーが盗難された場合の対処法
電動自転車のバッテリーが盗難された場合、どんな対処を行うべきか、具体的にご紹介します。
警察に被害届を出す
電動自転車のバッテリーが盗難されたら、速やかに警察に被害届を出しましょう。警察に被害届を出すと、盗難されたバッテリーが見つかることがあります。
ただし、被害届を出すには、電動自転車の防犯登録番号や車体番号が必要です。これらの番号は、電動自転車本体の他、購入時の登録書類で確認ができます。
なお、警察に被害届を出しても、確実にバッテリーが見つかるわけではありません。そのため、バッテリーを別途用意する必要があります。
盗難補償や火災保険を利用して新しいバッテリーを購入する
電動自転車のバッテリーが盗難されても、以下のような盗難補償や火災保険に加入している場合は、盗難補償や火災保険を利用して新しいバッテリーを再購入できます。
【ヤマハ発動機「e-安心プラスone」】
ヤマハ発動機では、バッテリーの盗難被害に遭った場合、バッテリー盗難補償サービス「e-安心プラスone」を利用し、新しいバッテリーを再購入できます。主な内容は、以下のとおりです。
- 加入費用:3,300円(税込み)
- 補償期間:3年(継続契約不可)
- 補償内容:再購入時のメーカー希望小売価格(税抜き)×30%を補償
- 加入条件:新車購入時にのみ加入可能
- そのほかの内容:駐輪場所に関係なく盗難補償を受けられる
なお、バッテリーのみの盗難補償はヤマハ発動機のみとなり、ブリヂストンやパナソニックは現時点では対応していません。
【ソニー損保「新ネット火災保険(家財補償を付帯)」】
ソニー損保の「新ネット火災保険」では、家財補償を付帯することで、電動自転車のバッテリー盗難に対して補償を受けることが可能です。実際に、参考元の事例では、免責金額0円で新たなバッテリーを購入しています。
ただし、「新ネット火災保険」の加入時に家財補償を付帯していることが条件になります。また、家財補償単体で加入することはできないので注意してください。実際に受け取り可能な金額は、火災保険の加入条件によります。
自己負担で購入する
最も手っ取り早い方法が、自己負担によって新品のバッテリーを購入する方法です。
ただし、メーカー純製品以外のバッテリーを購入するのはおすすめしません。安価に入手できても粗悪品が多く、メーカー純製品と比較して充電の持ちが悪い、使用中の異常発熱や発火の恐れがあるなどのリスクがあります。また、中古品の購入も、慎重になるべきです。
電動自転車のバッテリー盗難を防止する4つの方法
ここでは、電動自転車のバッテリー盗難を防止するための4つの方法を詳しくご紹介します。
強固に施錠する
電動自転車のバッテリー盗難を予防するには、強固に施錠することが基本です。まずは、基本として電動自転車の鍵のかけ忘れには十分に注意してください。
鍵をかけ忘れてしまったばかりに、たった5分程度であっても盗難に遭うことがあります。
また、以下のように開錠されにくい種類のカギを使うことで、犯行に時間がかかったり犯行が周囲にバレやすくなったりすることになるため、バッテリー盗難の予防に効果的です。
- ディンプルキータイプの鍵
- ダイヤルを回すタイプの鍵
- スマホでロックできる鍵
- 鍵を破損すると大音量が鳴る鍵
さらに、ワイヤー錠を併用してツーロックするのもおすすめです。ツーロックすることで開錠にさらに時間がかかるため、犯行が見つかるリスクが高まり、犯人がバッテリー盗難をあきらめやすくなります。。
電動自転車にカバーをかける
電動自転車に乗らないときは、カバーをかけておくことをおすすめします。カバーをかけると、電動自転車であることが一見して分かりづらく、バッテリーの盗難防止に効果的です。
また、カバーをかけてあると、外す手間がかかることも、バッテリーの盗難リスクが下がる理由です。電動自転車を風雨から守り、長持ちさせる意味からも、乗らないときには普段からカバーをかける習慣を付けましょう。
バッテリーを屋内で保管する
バッテリー盗難の最も効果的な予防法は、屋内で保管することです。帰宅したら、面倒でも、その都度電動自転車からバッテリーを取り外して屋内で保管してください。
すると、犯人の手が届きようがないため、盗難される恐れがありません。
バッテリーのない電動自転車は、盗難リスクが格段に下がります。電動自転車は、バッテリーがなければ、一般的な車種と比較して、格段に重くて不便な自転車になるからです。
防犯カメラを設置する
電動自転車の保管場所に防犯カメラを設置することも、盗難防止につながります。防犯カメラがあると、犯人は自分の顔や姿が写り込むことを極端に嫌うため、犯行をあきらめる可能性が高くなるからです。
すでに防犯カメラが設置済みの場合は、映像に写りやすい場所に電動自転車を保管しましょう。
まとめ
電動自転車は、バッテリーの盗難件数が年々増加しているため、適切な盗難防止対策が必要になります。
具体的には、強固に施錠する、電動自転車にカバーをかける、バッテリーを屋内で保管する、防犯カメラを設置するといった方法が効果的です。
電動自転車のバッテリーは高価ですから、盗難被害に遭わないためにも、この記事で紹介したことをぜひ参考にしてしっかり自衛してください。
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